25.5.14

A shot from Hell On Wheels takes Japan (記事に関してのお詫びと訂正)


クラッチ マガジン Vol.28「Hell On Wheels」についてお詫びと訂正

P.200のHell On WheelsクルーであるHaydenの一枚。

彼のイエローのマシンは「Triumph」とタンクにでかでかとありますが、記事のキャプションでは「BSA B50にビクターのエンジンを搭載。」とあります。「あれ、これってトライアンフなのになんでBSA?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。今回はその点に関しての訂正とお詫びです。

イベント後、彼とはメールでやり取りをし、その中で彼の愛機についても質問させてもらいました。彼は、現地のレースのレギュレーションに適合させるために1971年のB50MXのフレームにビクターのエンジンが載せてあるんだ、という内容の返事をくれました。

BSAのモデル B50MXは71年に登場し、73年以降にはBSAの倒産によって傘下であったTriumphブランドの名を使用し、TR5MXとその名を変えて74年と75年に発売された経由がありました。そこで彼の車両は71年のBSAにあえて「トライアンフ」の名を付けた、一挙両得的なジョークなのかな、と思い今回のキャプションとなりました。(敢えて違うメーカーのタンクを付ける、カスタムの流れの一環かと推測してしまったことが今回の詰めの甘さでした。)

しかし、実際の誌面を見ていると、やはりふと気になり、昨日その点を彼に再確認しました。すると「この黄色いマシンは71年に登場したBSA B50MXと同じフレームを持つ、後年式の Triumph TR5MXだけど、結局は一緒のバイクだもんよ」という返答が彼からあり、正確にはTriumph TR5MXにビクターのエンジンを積んだ・・・と記述すべきだったと言う事が分かりました。彼にはその場ですぐにその間違いについて謝りました。

限られた文字数の中で、「その写真を見て得られる情報だけではなく、もう一歩踏み込んだ事を出来るだけ書く」という思いでいつも向き合っていますが、今回はコミュニケーションにおいて、もう一歩の確認を「推測」に頼ってしまった結果、間違ったことを書いてしまいました。申し訳ありません!

「ああ、ここがその間違いかー」という部分も含め(?)今号のクラッチをお楽しみいただけましたら幸いです。靴特集はもちろん、個人的には焼き物特集にもかなり惹かれました。

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