5.3.14

A piece of memory 3

前話のサマリー:
5L給油するとガソリンが漏れるタンク。そして少年Hは・・・



3話

それからしばらくの間、リペアされたタンクを無地のまま使っていた。しかしある時、雑誌で見たゴールドスターと書かれたタンクに釘付けになった。今まで見たことがなかったその星形のデザインが何ともかっこ良くて、SRに「BSA」と書くのは既に抵抗があったのだけど、無地にも飽きていたのと、その時の勢いでやってしまった。

バイク屋のおっちゃんに、まずはスター部分を黄色に塗ってもらい、自分でゴム版を切り抜いたものを貼付け。(立体的にしたかったのだと思う。)そして、最後におっちゃんにクリアーを厚めに塗ってもらったのだ。

家の前にタンクを外しておいていると、バイク回収業者の若い兄ちゃんが興奮して、BSA用と騙されたこともあった。Rockers Dayの時のこと、給油に出て、戻って来たらその場に本物のBSAが停まっていて思わず恥ずかしく思ったこともあった。笑

その後間もなく、事故をきっかけに400からそのバイク屋のおっちゃんが長い間持っていた500に乗り換えた。違うシェイプのアルミタンクを装着し、今度はきちんとYamahaと入れた。そのBSAもどきのタンクは記念に置いておいたが、関東から友人がSRで遊びに来てくれた際、このタンクを記念に差し上げた。

そして10年以上が経った。

後日談:このGold Starマークが描かれた車両は、セパハンが付いたクラブマン・トリムのゴルディではなかった。その大分後にリリースされ、Gold Starの名をおまけ程度(?)に付けられたB50のオフロード車だったことに気付いたのはつい最近のこと。笑

ーー次回、ようやく最終回!

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